国際交流基金(ジャパンファウンデーション)アジアセンターは、10/25(水)に開幕する第30回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival:以下、TIFF)にて、アジア映画特集シリーズ「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」の第4弾として、「ネクスト!東南アジア」と題し、東南アジアの名監督たちが推薦する若手監督の作品を大特集いたします。
2014年にTIFFの一部門として設立された「CROSSCUT ASIA」では、アジアの国、監督、テーマなどに焦点を当て、アジア映画の特集上映を行っています。タイ、フィリピン、インドネシアに続き、ASEAN設立50周年を迎える本年は、東南アジアの映画13本10プログラム(長編9本、短編4本)を幅広く紹介。フィリピンのブリランテ・メンドーサが推薦するHF・ヤンバオの『キリスト』(2016)、シンガポールのエリック・クーが推薦するカーステン・タンの『ポップ・アイ』(2017)、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクンが推薦するウィットチャーノン・ソムウムチャーンの『4月の終わりに霧雨が降る』(2012)、カンボジアのリティ・パンが推薦する若手短編集など、東南アジアの映画界を牽引する名監督が、直々に推薦する若手監督たちの作品を紹介し、先輩から後輩へとつながる東南アジア映画の系譜に注目いたします。会期中には各作品の監督や出演者などが来日し、上映後のQ&Aやシンポジウムも予定しています。
東南アジアの名監督たちによるメッセージ映像と特別予告編を公開!
本特集の上映作品の推薦者であり、TIFFとも縁深いブリランテ・メンドーサ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、トラン・アン・ユン、そしてエリック・クーより寄せられた、第30回を迎えるTIFFへの祝福と、映画祭での思い出や映画に対する思いを語った映像を公開。
メンドーサは、昨年ワールドプレミア上映を行ったアジア・オムニバス映画製作シリーズ第1弾『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』のロケ地・北海道でのエピソードを、エリック・クーは、1997年に自身長編第2作『12階』でTIFF初出品し、そこで審査員の一人で大ファンだったアキ・カウリスマキとの思い出等を語っています。さらに、トラン・アン・ユンは自身が審査員を務めた際の喜び、アピチャッポンは映画への熱い思い、これからのTIFFへの期待についてコメントしています。また、あわせて本特集の魅力を紹介するオンライン限定の特別予告編を公開。そして今回、メンドーサ監督をゲストに迎え、推薦作品『キリスト』のHF・ヤンバオ監督らとのシンポジウムも予定しています。
■TIFF30周年祝福メッセージ映像
祝福メッセージ映像
■「CROSSCUT ASIA#04:ネクスト!東南アジア」特別予告編
東京国際映画祭公式YouTubeチャンネル
斎藤工インタビュー&エリック・クー貴重イラストなども!特別ブックレットを配布
今年もCROSSCUT ASIAをご鑑賞の方に、本特集の特別ブックレットを配布します。俳優、監督として多彩な活躍を見せる斎藤工さんのインタビューや、最新作『ラーメン・テー~ラーメン×バクテー~』(仮)で斎藤さんとタッグを組んだエリック・クーによる貴重な描き下ろしイラスト、また本特集の推薦者のひとりであるリリ・リザと新鋭BW・プルバ・ヌガラ(『他者の言葉の物語』)のインドネシア監督対談など、多様な切り口で東南アジア映画の魅力をお伝えします。
プレミア賞品が当たる!プレゼントキャンペーン実施
さらに、CROSSCUT ASIAをご鑑賞の方を対象としたプレゼントキャンペーンを実施します。東南アジアの名監督たちのサイン入りブックレットや本特集の特製グッズなど当たるチャンス!
【国際交流基金アジアセンター(The Japan Foundation Asia Center)】
独立行政法人国際交流基金は、全世界を対象に総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関です。アジアセンターは2014年4月に設置され、ASEAN諸国を中心としたアジアの人々との双方向の交流事業を実施・支援しています。日本語教育、芸術・文化、スポーツ、市民交流、知的交流等さまざまな分野での交流や協働を通して、アジアにともに生きる隣人としての共感や共生の意識を育むことを目指しています。
http://jfac.jp/