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東京国際映画祭 フェスティバル・ディレクター ご挨拶
映画祭は映画の魅力、映画を観る喜びを共有する場所であり時間

今年から東京国際映画祭のフェスティバル・ディレクターを務めることになりました久松です。第30回の記念開催を迎えるに辺り、これまでの29回を振り返りつつ、これから進むべき方向性を再確認し、共有し、約束するという意味で、「映画を観る喜びの共有」「映画人たちの交流の促進」「映画の未来の開拓」の3つをビジョンとして掲げました。

「映画を観る喜びの共有」では、これまでのプログラムに加えて、6つのスクリーンで一挙にオールナイト上映を行う「ミッドナイト・フィルム・フェス!」、六本木ヒルズアリーナを使って通期で30本近くの作品を上映する「Cinema Arena 30」、映画とコンサートを融合させた「『ゴジラ』シネマ・コンサート」を実施。「映画人たちの交流の促進」では、六本木ヒルズ内の「ヒルズカフェ」「大屋根プラザ」「六本木ヒルズアリーナ」の3か所に交流拠点を設け、映画関係者や映画ファンの交流を促進します。最後に、「映画の未来の開拓」では、映画を観る喜びを次の世代に伝えていく「トリビュート・トゥ・ミュージカル」企画、そして若い世代に映画製作の面白さを体験して貰う「TIFFティーンズ映画教室」などの企画を実現しました。さらに、第30回の祝祭感を演出するために、蜷川実花さんの写真をベースにした色鮮やかなキービジュアルを展開し、六本木ヒルズやTOHOシネマズなどでの会場装飾もより華やかなものにしました。

映画祭は映画の魅力、映画を観る喜びを共有する場所であり時間です。より多様で多彩なプログラムをご用意して、誰もが参加したくなる様な、祝祭感溢れる映画祭を目指しました。多くの人に参加して、楽しんで頂ければと思います。

また、今年から池袋に会場を移しますコンテンツマーケット(TIFCOM)との連携も更に強化し、文化としてだけでなく、産業としての映画の発展にも貢献していきたいと思っています。
皆様方のより一層のご支援ご協力を心よりお願い申し上げます。

第30回東京国際映画祭
フェスティバル・ディレクター
久松 猛朗
久松 猛朗
久松 猛朗(ひさまつ たけお) 略歴
1954年山口県下関市生まれ。78年松竹株式会社に入社。宣伝プロデューサー、映画興行部・番組編成担当等の勤務を経て86年 にアメリカ松竹「リトル東京シネマ」の支配人となる。89年 に東京へ戻り、興行部次長に就任。94年タイムワーナーエンターティメントジャパン株式会社に入社し、ワーナーブラザース映画の営業本部長となる。その後、松竹株式会社に再入社し、2001年取締役映画部門&映像企画部門を担当。03年に常務取締役に就任する。06年株式会社衛星劇場代表取締役社長を経て、10年ワーナーエンターティメント・ジャパン株式会社に再入社。ワーナーブラザース映画副代表となる。現在はマイウェイムービーズ合同会社代表。
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