矢田部吉彦
(やたべ よしひこ)
フランス・パリ生まれ。スイス育ち。日本興業銀行(現みずほ銀行)に勤務。退職後、映画の配給、宣伝を手がける一方、ドキュメンタリー映画のプロデューサーおよびフランス映画祭の運営に携わる。その後、東京国際映画祭に入り、上映作品の選定を行う作品部の統括を担当。同時に「日本映画・ある視点」(第17~25回)、「日本映画スプラッシュ」(第26回~)部門のプログラミング・ディレクターも務める。映画祭の生え抜きスタッフとして、2007年から「コンペティション」部門のプログラミング・ディレクターに就任。
石坂健治
(いしざか けんじ)
早稲田大学大学院で映画学を専攻し、アジア映画、ドキュメンタリー映画に関する研究・批評活動を開始。1990年より2007年まで国際交流基金専門員としてアジア中東映画祭シリーズを企画運営。2007年の第20回TIFFより現職。2011年開学の日本映画大学教授・映画学部長を兼職。著書に「ドキュメンタリーの海へ 記録映画作家・土本典昭との対話」(現代書館)など。
安藤紘平
(あんどう こうへい)
青年時代、寺山修司に師事。繊細で独創的な表現力で知られる映像作家。ハイビジョンを使っての作品制作では世界的な先駆者。多数の作品で、ハワイ国際映画祭銀賞、モントルー国際映画祭グランプリなど数多く受賞。パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京などの美術館に作品収蔵。2001、2005年パリにて安藤紘平回顧展開催。早稲田大学名誉教授。
田平美津夫
(たひら みつお)
1992年日本初の「子どもたちの国際映画祭 K i n d e r F i l m Festival」を開催し、 1994年からは単独でプロデューサー業務とフェスティバル・ディレクターを兼任。2015年「キネコ国際映画祭」と改名、会場を二子玉川に移し日本最大の子ども国際映画祭として成長させた。世界の子ども映画祭と交流を持ち、2016年からは幼児からティーンズまでが鑑賞できる作品を日本から世界に発信している。また、日本で初めてライブ・シネマ(生吹き替え上映)を取り入れ、全国での上映も行うなど25年に渡り活動を続けている。
氷川竜介
(ひかわ りゅうすけ)
1958年兵庫県生まれ。アニメ・特撮研究家、明治大学大学院客員教授。東京工業大学卒。文化庁メディア芸術祭審査委員、毎日映画コンクール審査委員、文化庁映画賞映画功労部門選考委員などを歴任。日本SF作家クラブ会員。文化庁向けに「日本特撮に関する調査報告書」「日本アニメーションガイド ロボットアニメ編」を執筆。近著「細田守の世界――希望と奇跡を生むアニメーション」(15/祥伝社)など。